人の頭をつくる 眼球の設計
今回は眼球を作っていきます。
といっても主にドール用の眼球を使うので外見には手を加えず、駆動系の設計を進めていきます。
今回使用した眼球はドールアイ専門店「PARABOX」さんのアクリルアイ REALISTIC EYES
ほぼ人と同サイズの直径24mmを扱っており、なおかつ駆動するのに都合の良い形状をしております。
今回は2軸の運動を考えておりますが、軸配置や伝達機構は実に多彩なものが考案されております。
私は針金やワイヤなどを用いた伝達の知識が乏しいので、リンクで回転を再現しようと考えました。
そして実際にCADにて考案したものが下図です。
灰色部分はアルミをCNCにて切削したものを使用しています。
設計の反省点:眼球の中心点まわりの回転は得られましたし、ヨー軸回転は上手くいきました。しかしピッチ軸は±30度の計60度を想定していましたが実際には±10程度しか動きませんでした。ピッチ軸用のリンクの腕を長くするなどすれば改善できるかもしれません。
次はまぶた開閉部の設計になります