人の頭をつくる 頭蓋骨と型の設計

前回の記事に引き続いて

 

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②外皮部が一定以上の厚みを持てるような頭蓋骨をつくる

単純な形状のパーツであればシェル機能で簡単に用意できそうですが、複雑な形状のパーツとなるとそうはいきません。

まず外皮部のパーツを複数個にスライスし、(今回は4分割)ある程度の厚みを持たせるようなスケッチを断面に描きます。

複数個の断面スケッチを用意するには、パーツを分割してからスケッチを描く方法と、パーツを分割せずに切断面を表示してスケッチを描く方法とがあります。今回前者方式で進めておりますが…どちらも非常に回りくどい方法な気がします。

もっとCADの機能を十二分に活用していきたいですね。

 

アセンブリして、外皮部から頭蓋骨と干渉している部分を除去する

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こうして用意したスケッチをロフトで立体化し、アセンブリして外皮部から接触部を削除します。Inventorであれば新規パーツ→管理→コンポーネントでいけますね。Soliworksでも似たことができた記憶があります。Fusion360でもできるのでしょうか。

こうした流れを繰り返してこういったパーツを作ります。

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型の作成も似たようなもので、アセンブリして接触部の削除の繰り返しです。

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分割している理由としては、3Dプリンタで出力できるサイズの兼ね合いであったり、型から剥がすとき便利であったりするためです。

 

 

次は3Dプリンターで型と頭蓋骨を出力をしていきます。