人の頭をつくる 型(途中)

肌になるシリコンを流し込む用の型を作っていきます。

 

前回の記事に載せている雌型から余計な部分を取り除いて出力します。こんな感じで。

 

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位置あわせには金属パイプを用いましたが、反りや曲がりを考慮すると塩ビパイプなどのほうがよかった気がします。

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どうしても凸凹が生じてしまうためにパテで穴埋めをしていきます。f:id:ykch0711:20161011012130j:plain

ABSであるために、アセトン蒸気で表面を均す方法もあるのですが、目周辺などエッジの効いた部分は残しておきたいので断念。

パテをアセトンで濃い目に溶いて、塗って、紙やすりでごしごしするのが基本となりました。パーツ数が多い上に乾燥の待ち時間があるので時間がどんどんなくなっていきます・・・。

 

耳の形状は複雑なので分割しましたが、うまく離型できるか心配だったので手元にあった型取り用のシリコンで試してみました。

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心配していた型と型の境目も許容範囲内だったので一安心です。しかし気泡が気になるので脱泡をうまくやっていく必要があります。

 

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ハネを処理

実際にはやってないですが、コーキング用のシリコンで埋めてやるのもアリな気がします。

 

このまま捨てるのも忍びないので過去に作ったものと合体。なお今作で3代目。

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まだ左耳しか出力できていないのでズレてますが、メガネ置きによさそう。耳に弾性があるのでちゃんとモダン部分がハマります

 

どうしても顔に違和感があります。眼球をはじめとして顔の要素が足りないから当然なのですが。

眉毛やまつ毛、頭髪をくわえると違和感がなくなるのか。あるいは肌色やチーク、リップを塗れば違和感がなくなるのか。肌の皺まで再現しないとだめなのか(でも化粧した女性は皺がないしこれはこれでアリなのでは。)

もしかすると、そもそも顔の造詣が悪いのでは。という気さえしてきますが、とりあえず形にしてみようという方針で突き進んでいきます。今回がダメでも次がよくなれば良い。

 

あと、不気味の谷って言葉は一人歩きしすぎて逆に口に出すのが恥ずかしいです。そんなことありません?